歩く

あるきながらうたおう

2017-01-01から1年間の記事一覧

体と世界とぼくときみ

部屋に横たわってたまにギターの弦を弾く。 少ししてからふと音がなっていることに気づく。 そんなようにして、あるということに気づく。 いつかわかるかと思ってたけどこりゃ一生わかんないのかもしれないな。 あぁ、意識を持った原子になりたい。

Quaking heart

生は震えだ。 淡い存在を胸に抱く。 彼は震えながら吠えている。 震える足で野を踏んでいく。 雨水をのむことを危惧した自分の愚かさよ。 古くなるということの尊さよ。 ぬくもりの外に出ないとわからない輝きもあるということ。 厳しい世界だからこその輝き…

時を味わう

時間には味がある。 と思って、ちゃりんこをこぎながら、道行く人の時間の味を想像してみた。 茶髪で軽そうな(何が軽いのだかはよくわからないけれどなんだか軽そうな)大学生。 彼の時間はきっとスカートの味だ。 薄くて軽い、向こう側が透けるような、柄…